売り手さん、販売をやめてください!ジョンソン・エンド・ジョンソンは、2023年にタルクベビーパウダーの販売を全世界で禁止すると発表しました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、2023年以降、タルク入りベビーパウダーを世界中で販売しないことを発表した。過去数十年にわたり、ジョンソン・エンド・ジョンソンは消費者とその遺族から38,000件の訴訟を受けてきたためである。訴訟では、タルクには危険な発がん物質であるアスベストが含まれていると主張している。ジョンソン・エンド・ジョンソンは1894年からタルクベビーパウダーを販売しており、母子向け製品として位置付けていると伝えられている。

研究によると、アスベスト製品を長期にわたって使用するとがんのリスクが高まる可能性があるそうです。同社に対する訴訟のほとんどは、卵巣がんを患う女性やその親族によって起こされた。これらの訴訟を受けて、米国の関連裁判所はジョンソン・エンド・ジョンソンに対し、22人の女性に20億ドル以上の賠償金を支払うよう命じた。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、アスベストへの曝露は肺がんと関連があると述べているが、この物質が卵巣がんを引き起こすかどうかについては議論がある。それにもかかわらず、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、自社のタルク製品は安全で、発がん性がなく、アスベストを含まないと「強く主張」している。しかしジョンソン・エンド・ジョンソンは、自社のタルクが卵巣がんを引き起こしたとする訴訟で敗訴した。

これを踏まえ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、コーンスターチベースのベビーパウダーのみの販売に移行すると発表した。ブルームバーグによれば、米国のベビーパウダー購入者の約75%がコーンスターチのベビーパウダーを購入している一方、タルクのベビーパウダーを購入する消費者はわずか25%です。この消費傾向は米国以外の国ではまったく逆です。

2020年、一連の訴訟により、ジョンソン・エンド・ジョンソンは米国とカナダでタルクベビーパウダーの販売を中止したことがわかった。ジョンソン・エンド・ジョンソンの広報担当者は、これらの国々での同製品の売上が減少したのは「製品の安全性に関する不正確な情報が広まったため」だと述べた。

編集者 ✎エステラ/

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