米国のコンテナ輸入が急減！ロサンゼルス、ロングビーチ港、これまでで最も静かな11月を経験

海外メディアの報道によると、11月は米国西海岸と東海岸の港湾のコンテナ取扱量がともに減少したことがわかった。海運会社とターミナル運営会社を代表する太平洋海事協会（PMA）と港湾労働者を代表する国際港湾倉庫労働組合（ILWU）はまだ合意に達しておらず、米国の港湾処理能力に深刻な混乱を引き起こしている。

米国西海岸のコンテナ輸入は引き続き減少

11月のロサンゼルス港のコンテナ取扱量は639,000EUで、前年比21.2%減少した。このうち輸入量は前年比24％減の30万7000TEUとなった。 11月の輸入は10月に比べて17％減少し、2019年の同時期に比べて17％増加した。

「西海岸の港での輸入量の伸びは横ばいになっている」とロサンゼルス港のジーン・セロカ事務局長は語った。 「PMAとILWUの間で進行中の労働交渉により、貨物は他の港に転用されています。この問題が解決されれば、東海岸からの一時的なルートから西海岸に戻ってくる貨物が増えることを期待しています。」

ロングビーチ港は11月に589,000EUを取り扱ったが、これは前年比24.8%の減少であった。このうち輸入量は前年比28％減の25万9000TEUとなった。 11月の輸入は10月に比べて12%減少し、2019年の同時期に比べて11.5%増加した。

「輸入量の一部は他の港に移ったが、今後はそのかなりの部分がロングビーチ港に戻ってくるだろう」とロングビーチ港のマリオ・コルデロ事務局長は語った。 「サプライチェーンの正常化に向けて進む今こそ、太平洋横断貿易ルートにおけるリーダーシップを確保する持続可能かつ変革的な事業への取り組みに再び注力すべき時だ」

米国東海岸のコンテナ輸入も減少

サバンナ港は11月の総取扱量が465,000TEUで、前年比6.2%減少したと報告した。 2021年11月の港湾取扱量は496,000TEUでした。

「米国の港湾におけるコンテナ貿易活動はより持続可能な成長パターンに戻りつつあり、これは物流業界にとって前向きな展開だ」とジョージア港湾局のグリフ・リンチ事務局長は語った。 「消費者需要の弱まりにより取扱量が減少しているため、港湾の処理速度は速まっている。」

チャールストン港を運営するサウスカロライナ港湾局は、11月の取扱量が前年比15%減の21万3000TEUになったと報告した。前年同期は25万1000TEUだった。

サバンナ港と同様に、サウスカロライナ州の港湾施設も11月に業績が悪かった。このうちバージニア港は取扱量が前年比1.7%減の286,000TEUとなったと報告した。

編集者✎ ニコール/

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