米国の小売業界に逆風が続く！ベスト・バイ、第2四半期および通期の利益予想を下方修正

ウォルマートとターゲットに続き、7月27日に米国の小売大手ベスト・バイも利益予想の下方修正を発表したことが判明した。ベスト・バイは、電子機器に対する消費者需要の低迷により、会計年度および第2四半期の利益予想を引き下げたと報じられている。

ベスト・バイは、1月末までの12カ月間で既存店売上高が約11％減少すると予想していると述べた。5月時点の予想は3％から6％の減少だった。第２四半期の既存店売上高は約１３％減少すると予想されているが、５月時点の予想は約８％減少だった。

ベスト・バイは自社株買いを一時停止するが、四半期配当の支払いは継続すると発表した。同社はまた、プレスリリースで「収益性を管理するためのさらなる措置を積極的に検討し続ける」と述べた。

ベスト・バイは利益予想の引き下げを発表した最新の米国小売業者である。月曜日、ウォルマートは利益予想を引き下げ、多くの小売株が急落した。

ターゲットはまた、新学期やホリデーシーズンという重要な時期に先立ち、過剰在庫を処分するために積極的な措置を取ると述べ、5月と6月の2回にわたり利益率予想を引き下げた。

しかしベスト・バイは、第２四半期末の在庫水準は前年同期とほぼ横ばいになると述べた。これは、過剰在庫が利益率を圧迫しているウォルマート、ターゲット、ギャップとは大きな違いだ。

ベスト・バイはこれまで2度にわたり利益見通しを引き下げており、前回は5月だった。消費者には景気刺激策による資金があり、パンデミックの間、新しいノートパソコン、ホームシアター機器、キッチン家電の需要が異常に高まっています。

「高インフレが続き、消費者信頼感が悪化したため、家電業界における顧客需要がさらに弱まり、第2四半期の業績は5月に発表した予想を下回る結果となった」とベスト・バイのコーリー・バリー最高経営責任者（CEO）は発表文で述べた。

しかし、バリー氏は、パンデミック以前よりも売上高は依然として高いと付け加え、不安定な時期でも同社の強い立場を強調した。

同社は、フィットネス機器、電動自転車、ハイテク美容製品などの商品の追加や、技術サポートや延長保証などの特典が含まれるサブスクリプションプラン「Totaltech」の立ち上げなど、新たな成長機会を模索してきた。

編集者✎ アシュリー/

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