コストコの第3四半期の収益は予想を下回り、電子商取引の売上は前年比10％減少した。

コストコは5月25日、インフレと経済の不確実性が続く中、消費者が必需品以外の商品への支出を減らしたため、2023年度第3四半期の業績が予想を下回ったと発表した。

消費者が食品や食料品などの生活必需品に重点を置くにつれ、家具、宝石、玩具、電子機器などの利益率の高い製品の需要は大幅に減少しました。コストコのように、多様な製品の提供によって売上を伸ばしているオムニチャネル小売業者は、前例のない課題に直面しています。

先週、ターゲットとホームデポも期待に及ばない第1四半期の業績を報告し、両社とも第2四半期と通年の見通しも期待外れだった。

2023年度第1四半期のコストコの総収益は536億5,000万ドルで、アナリストの予想546億6,000万ドルを下回った。同社の調整後1株当たり利益も予想（3.30ドル）を下回り2.93ドルとなった。

コストコの最高財務責任者リチャード・ギャランティ氏は決算報告の電話会議で、コストコの客足は「依然としてかなり良好」だと述べた。第3四半期には、世界のトラフィックが4.8%増加し、米国では3.5%増加しました。しかし、平均チケット価格は、主に高価格帯の食品以外の商品の売上が低迷したことにより、世界全体で4.2％、米国で3.5％下落した。

コストコでは、家具、小型家電、宝石、金物類など大型自由裁量品の店内売上が前年比17％減少し、店内売上全体のわずか8％を占めた。

同社は第3四半期の電子商取引の売上高も前年同期比10.0%減となった。具体的には、大型で必需品ではない商品の電子商取引での売上は前年比で 20% 減少しました (ただし、電子商取引での売上の 55% は維持されました)。現在、コストコは米国、カナダ、英国、メキシコ、韓国、台湾、日本、オーストラリアに店舗を展開しています。

しかし、コストコは会員収入において好調な伸びを見せており、それが同社の粗利益に大きく貢献している。第3四半期のコストコの会員収入は10億4,000万ドルで、市場予想（10億5,000万ドル）を下回ったものの、前年同期の9億8,400万ドルを上回った。

編集者✎ ニコール/

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