米国の港湾コンテナ量は春に減少する見込み！中国のロックダウンは港湾混雑の緩和に役立つかもしれない！

ロサンゼルス港のジーン・セロカ事務局長は水曜日の記者会見で、ロサンゼルス港のコンテナ取扱量は昨年に比べて今春は鈍化する見込みで、中国のロックダウンによる一連の連鎖反応が現在の貨物滞留問題の解決にさらに役立つ可能性があると述べたことがわかった。

米国の小売業者は、港湾の混雑が続く中、在庫不足を補充する計画を立てており、輸入量は昨年の期間（2021年3月から5月）の平均97万TEUより減少しているものの、輸入量を「安定」した水準に保つのに役立つだろう。港、工場、その他の物流会社の閉鎖によりこれらの小売業者が活動を停止すれば、港での貨物滞留問題の解決につながるだろう。

同国最大のコンテナ港は、2月の貨物記録となる85万TEUを取り扱い、空コンテナは前年比18.6%増の33万8000TEUを取り扱った。また、同港の輸出入比率も上昇を続けており、輸入は前年比2.7％増の42万4000TEU、輸出は前年比5.7％減の9万5000TEUとなり、過去40カ月間で36回目の減少となった。

各州や政府は現在、港湾やその他のサプライチェーン関係者が混雑を緩和できるよう支援を強化している。カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサムは、カリフォルニア州の港湾に23億ドルを投資する計画があると報じられており、そのうち12億ドルは鉄道、道路、橋梁、ゼロエミッション近代化プロジェクトを含む港湾インフラと貨物輸送に使用される予定だ。

さらに、ロサンゼルス港、ロングビーチ港、ジョージア港湾局は、ホワイトハウス政権が3月15日に発表したデータ共有ポータルを試験的に導入する予定だ。今週初め、バイデン政権は港、荷主、運送業者、3PL、その他の関係者に対し、貨物輸送チェーンの運用効率を向上させるためにデータ情報を共有し、データ共有ポータルを構築するよう要請した。

編集者✎アイリーン/

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