8月のコンテナ数量は前年同月比0.4％減！米国の輸入が2年ぶりの低水準に！

全米小売業協会（NRF）とハケット・アソシエイツが発表した最新の月次世界港湾追跡レポートによると、米国のコンテナ輸入は2年ぶりの低水準に向かっていることが判明した。

報告書によると、米国の港湾は8月に合計226万TEU（20フィートコンテナ換算）を取り扱った。これは7月から3.5％増加したが、2021年の同時期からは0.4％減少しており、過去2年間で4回目の前年比減少、2021年12月以来2回目の減少となった。

NRFのサプライチェーンおよび関税政策担当副社長ジョナサン・ゴールド氏は、米国の消費者は依然として購入しているものの、そのペースは過去2年間に比べて著しく鈍っていると述べた。昨年と比較すると、今年の輸入貨物量の伸び率は鈍化し、マイナスに転落した。

NRFとハケット・アソシエイツの予測によると、米国の主要コンテナ港の輸入量は2022年末までに2年ぶりの最低水準に落ち込むと予想されている。

ハケット・アソシエイツの創業者ベン・ハケット氏は、米国の輸入の伸びは勢いを失っており、特にアジアからの出荷が大幅に減少していると述べた。最近の運送業者による輸送能力削減は、消費者の支出が続く中でも在庫が豊富な小売業者にとっての打撃を反映している。さらに、10月の中国の建国記念日の期間中の工場閉鎖や、中国政府の継続的な「ゼロ流行」政策も生産性に影響を与え、太平洋貨物量の減少につながった。

各港湾はまだ9月の数字を報告していないとされているが、グローバル・ポート・トラッカーは、米国の港湾が9月に207万TEUを取り扱うと予測しており、これは前年比3%の減少となる。今年後半、米国の港湾は1,250万TEUを取り扱うと予想され、前年比4%の減少となる。通年では2,600万TEUとなり、前年比0.7%増となる見込みです。

編集者✎ ニコール/

免責事項: この記事は著作権で保護されており、許可なく複製することはできません。